バードシルエットタロット(THE BIRD SILHOUETTE TAROT)

バードシルエットタロット

バードシルエットタロット(THE BIRD SILHOUETTE TAROT)について

このたび、皆様にご紹介するタロットカードは、少々希少価値の高い変わりダネです。

『The Bird Silhouette TAROT(バード・シルエット・タロット) 』

こちら、監修は藤森緑さん、デザインは矢野燿子さん。ご両者ともネットで検索していただけると、関連記事が見つけられると思います。活躍中のお二人です。

 大アルカナのみであり、さらに、デザインはウエイト版(ライダー版)の焼き直し、というわけではないので、タロットになれた人が楽しんで使うか、もしくは完全に初めてでこれだけを極めよう、といった方にオススメです。

付属で簡単なカードの意味の一覧表が付いていますが、若干独自の解釈が入っているようです。

こちらは監修の藤森さんのお考えだと思いますので、詳しい方は見比べてみるのも面白いかもしれません。

カードの裏にも羽がデザインされ、全体的に手になじむ優しい色に包まれています。

The BirdSilhounette Tarot
バードシルエットタロット

バードシルエットタロットをどこで購入したか?

こちらの購入場所はかなり特殊です。少々話が横道にそれたところから始まります。

私は子供の頃から、今に至るまで、インコやオウムを飼っています。いわゆる鳥好きです。それもおそらく、相当な鳥好きです…

そんな私がある時、『認定NPO法人TSUBASA』さん(https://www.tsubasa.ne.jp)に出会いました。

災害で人間が飼えなくなったり、飼い主自身の事情で手放さなくてはいけなくなった鳥たちを保護し、里親へ届ける、鳥のレスキュー活動をしている団体さんです。

すっかり感銘を受けた私は、日本に唯一のその保護施設に見学に行きました。

NPO(非営利団体)ですから、資金繰りはいろいろ大変。寄付等で成り立っています。

施設の一階には、その資金の一部にしてほしい、と、有志の方が鳥関連の物品を販売するブースがありました。

そこで、偶然出会ったのが、このカードでした。

このカードを購入した理由

理由は、と言われると、一言、「私が買わなくてどうする!」という鳥愛!・・・・と、言いますとよこしまですが、とにかく、運命的な出会いを感じました。

鳥が好き、そして、タロットが好き。

その二つが重なって、泊りがけじゃないと訪問できない遠い地域にある施設で、偶然出会ったカード。

パッケージの厚さから、大アルカナのみだな、ということはわかっていました。

私は小アルカナを使うのが必須なのですが、そんなことより、ここでの出会いを大切にしたい、というタロット愛?

すみません、動機が不純です。

バードシルエットタロットの大アルカナについて独自解釈のポイント紹介

藤森さんのカードの意味一覧表は、ウエイト版(ライダー版)を原則としています。

こちらのカードは珍しく、監修者自らが、どのような意図で監修したか、そのデザインを採用したか、という思いも書かれています。

すべてのカードに共通する特徴をお伝えします。

どのカードにも、キラキラと光を反射させる金粉がまぶされています。

これは、高次の存在と調和する高い波動を放つ、という意味で用いたものです。

また、全体は幸福に導くパステルカラーで描かれ、心を明るく平和にするように、との思いが込められています。

では、独断と偏見で実際のカードを何枚かご紹介します。

例のごとく、私独自の解釈やインスプレーションを含んだご紹介になります。

愚者(THE FOOL)

0番のカード、鳥が卵から生まれる姿が描かれています。

わかりやすいですね。

すべて、ここから始まる、という意味です。

優しい黄色みを帯びた色合いの中で、産声をあげる鳥の周囲には、生命のエネルギーを感じさせるピンク色がグラデーションで添えられています。

くちばしを開き、元気よく親を呼んでいるのでしょうか。自らの力で殻を割って出てくる鳥の力強さを感じさせる一枚です。

逆位置になると、卵に蓋をされた形となり、身動きが取れなくなってしまいます。

もう一度やり直さなければなりません。そのためには多大な力が必要です。

バードシルエット愚者

女教皇(THE HIGH PRIESTESS)

鳥の女教皇って…なんと優雅なのでしょう。

これは鶴でしょうか。

カードを上下に二分し、中央の水面に片足で立つ鳥の姿。

その上空には月も輝いています。

左右の木立からは風で揺れる葉擦れの音も聞こえてきそうな静かな夜です。

たたずむ鳥は、その姿を水面に映しています。

自分を見つめる冷静な眼差しがあります。

逆位置になると、その存在は水に映った影となり、弱気になったり、自信を失った心細げな様子に変わります。

それでもなお、気品だけは失われません。

バードシルエット女教皇

女帝(THE EMPRESS)

そう、鳥の巣です。

本来のウエイト版(ライダー版)の女帝も、妊娠している、とする説があり、女帝は権力よりもむしろ母性を強く表に出します。

ここでのデザインは、巣の中で雛と向き合う親鳥の姿として描かれています(実際には鳥は雄も子育てをしますので、これが雌だという保証はありませんが、そこはイメージということで)巣を作り、抱卵し、餌を運ぶ、愛情のつまったカードになります。

ただし、個人的に気になるのは、まだかえっていない卵がある点です。

デザインのバランス、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、本来は雛でも卵同様に親は抱きます。

しかし、この女帝はじっと見つめています。

そこにはもう一段高い段階の愛情を感じます。(鳥の知識がないとこうはならないのかも…)逆位置になると、物騒なカードに変わります。

巣はひっくり返り、飛ぶことのできる親は逃げられますが、雛は真っ逆さまに落ちてしまいます。

救いきれない力の限界、思うようにいかないさま、として読みます。

バードシルエットタロット女帝

教皇(THE HIEROPHANT)

堅苦しいイメージのある教皇のカードも、鳥がモチーフだと、物語の一場面のように感じられます。

金粉がまぶされている上の鳥、これが教皇の象徴。魚(知恵)をくわえています。

知識あるもの、は、じっともう一羽を見ています。

下に描かれたもう一羽の鳥は、目の前にある魚(知恵)に気づいているのでしょうか。

じっと見つめてはいますが、なかなか手を出せないようです。

そんな鳥を、教皇は優しく見守っています。

逆位置になると、くわえられていない魚が、構図の左上でポツン、とやけに目立ちます。

手放された知識を表し、正しい判断をすることのできない状態へと変化していくようです。

バードシルエットタロット教皇

恋人(THE LOVERS)

これほどまでに微笑ましい「恋人」のカードがあるでしょうか。

鳥の中には、一生同じパートナーと過ごす種類も多くいます。

ともに巣を作り、交代で卵を温め、交代で餌を運んで子供を育てます。

それを知っていれば、このカードがただの仲の良い雌雄を表すだけではないことが想像できるでしょう。

それぞれの鳥がまとう金粉は、相手を思いやる気持ちの表れであり、未来への明るい展望につながっています。

このカード、逆位置になると、草をくわえている鳥に対して、急に背景の枝が気になります。

まるで、飛んでくるこの鳥を拒む槍のように鋭く尖り、進路を阻んでいるようです。

両者は出会うことができず、無理に近づこうとすれば傷つくことが予想されます。

バードシルエットタロット恋人

力(STRENGTH)

強い力の象徴の鳥、といえば、梟や鷲や鷹が出てくるでしょうか。

しかし、このカードに描かれるのは常に「優しさ」です。

ですから、「力」もまた、「優しい力」になるのでしょう。

ご覧いただけるとおり、このカードには物語が入っていますね。

巣を守る親鳥が、襲ってきた鷲のような鳥を追い払っています。

草食や種子食の弱い鳥も、雛を守るためにはこうして戦います。

これこそが、本当の「力」なのだ、と伝えてきます。

親鳥に守られて雛たちにも安らぎの金粉がかかっています。

親と子がつながることで、命を脅かす敵と対峙する力が生まれる、そんな絆の力をも、表しているのです。

飛び去っていく鳥には、なすすべはありません。

逆位置になると、巣や雛は地に落ちてしまいます。

親鳥は、自分と、雛の両方を守ることができません。散らばる木の葉が乱闘の様子、混乱の様子を感じさせます。

バードシルエットタロット大アルカナ

吊るし人(THE HANGED MAN)

非常にわかりやすいカードです。

カゴの中の鳥が、吊るし人をあらわしています。(ふと、目の前にいる自分の飼い鳥たちを見てしまいました…ちゃんと放鳥するからね)何かに引っ掛けられた鳥かごは、風が吹けば揺れるほど不安定なものです。

カゴの鳥は必死に羽ばたきますが、カゴが揺れるだけで、外に出ることはできません。

その上空には眩い太陽と自由に飛ぶ鳥の群れが描かれています。

彼らもまた、どこかのカゴから逃げ出してきたのでしょうか。

両者に金粉がまかれていることが、この二つの立場の違う鳥が、本来同じものなのではないか、という連想を生みます。

ひっくり返ると、鳥かごは壊れます。

一瞬、カゴの鳥は混乱するかもしれませんが、カゴを抜け出すことができるでしょう。

上下感覚を取り戻せれば、鳥は自らの求める場所へと羽ばたいていけます。

バードシルエットタロット大アルカナ


バード・シルエット・タロット〜THE BIRD SILHOUETTE TAROT〜

世界(THE WORLD)

最後は、こちらの一枚で締めくくりましょう。

そう、世界のカード「ザ・ワールド」です。

上下に3分割された構図の下の線を大地として、安定感のある位置で大きく尾羽を広げているクジャクの姿。

そのまばゆさは四方を照らし、優しい色の虹を幾重にもかけています。

虹の輪は広く広がり、カードの外側まで鮮やかに照らしていきます。

その光に包まれ、人は幸福のぬくもりを感じることができるでしょう。

逆位置になると、大地だった線が水平線のように見えます。

そして、光の輪が、昇り来る太陽のように力強く照らしてきます。

どちらの向きに変化しても、美しい調和のカードです。

バードシルエットタロット大アルカナ

文責 SORATO

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